ケアマネージャーの皆さん、日々の業務お疲れ様です。
利用者や家族の悩みに寄り添うあまり、「本来の業務ではないけれど、どうにか助けてあげたい」と考えてしまうことはありませんか?
例えば、
「買い物に行けない」と言われて、つい代行してしまう
「病院の付き添いを頼みたい」と相談され、断りづらい
「掃除をお願いしたい」と言われても、介護保険では対応できない
「介護保険では対応できないから…」と無償でサポートを続けると、業務の負担が増し、心身ともに疲弊してしまいます。
こうしたケースでは、ケアマネ自身がボランティア的に動くのではなく、介護保険外サービス(自費サービス)を活用することが大切です。
介護保険ではまかないきれない「ちょっとした困りごと」に対応できるため、利用者の満足度向上につながるだけでなく、ケアマネ自身の負担軽減にもなります。今回は、保険外サービスを活用することで得られるメリットを、事例を交えて詳しく解説します。
介護保険外サービスの種類
介護保険で提供できるサービスには制約があり、日常生活のちょっとしたサポート(例:買い物代行、掃除、通院付き添いなど)は対象外です。こうしたニーズに対応するのが介護保険外サービスで、主に以下のようなものがあります。
・家事代行サービス(掃除・洗濯・料理など)
・移動支援サービス(通院・買い物の付き添い)
・趣味・外出支援(旅行や散歩の付き添い)
・見守りサービス(定期訪問・オンライン見守り)
ケアマネ必見!介護保険外サービスを勧める3つのメリット
1.ケアマネの負担軽減 → 業務外のボランティアを減らし、本来の業務に集中できる
2.利用者・家族の満足度向上 → 介護の質が向上し、安心して生活できる
3.介護事業者の収益向上 → 自費サービスの導入で事業の安定化につながる
1. ケアマネの負担軽減 – ボランティアを減らし、本来の業務に集中できる
【事例】買い物代行を頼まれたケアマネの負担増加
Aさん(ケアマネ・40代)は、一人暮らしの利用者Bさんから「スーパーに行けないから買い物をお願いできない?」と頼まれました。Bさんには家族の支援がなく、訪問介護では買い物代行が難しいため、Aさんは何度か自分の帰り道に買い物をしてあげました。しかし、他の利用者からも同様の依頼が増え、本来の業務に支障が出るように…。
解決策:自費の買い物代行サービスを提案
そこで、Aさんは地域の家事代行サービスを紹介し、Bさんが定期的に利用できるよう調整しました。その結果、Aさんの負担が減っただけでなく、Bさんも「気兼ねなく頼める」と満足。ケアマネの業務範囲を守りつつ、利用者のニーズに対応できるようになりました。
2. 利用者・家族の満足度向上 – 介護の質が向上し、安心して生活できる
事例:病院の付き添いを頼みづらい家族の負担
Cさん(80代・要介護2)は、定期的に病院へ通院する必要がありますが、家族は仕事で忙しく、付き添いが難しい状況でした。訪問介護では通院のサポートはできず、タクシーを利用して一人で行くのも不安。
解決策:介護タクシー&付き添いサービスを活用
ケアマネが介護タクシー+介護士付き添いサービスを提案したところ、Cさんは「安心して病院に行ける」と喜び、家族も「仕事を休まずに済む」と負担軽減に。保険外サービスを活用することで、利用者の安全と家族の安心を両立できました。
3. 介護事業者の収益向上 – 自費サービスの導入で事業の安定化につながる
事例:デイサービスの利用を増やしたいが、送迎の都合で難しい
Dさん(要介護1)は、デイサービスを週1回利用していますが、家族は「もっと回数を増やしたい」と希望。しかし、送迎の都合が合わず、追加利用を諦めていました。
解決策:自費送迎サービスの利用
ケアマネがデイサービスの自費送迎オプションを提案したところ、Dさんは週3回の利用が可能に。事業所にとっては利用者数増加による収益アップにつながり、Dさんや家族にとっても「無理なく通える」とメリットが大きい結果となりました。
まとめ – 介護保険外サービスを活用し、無理なく支援を
介護保険だけでは対応できないニーズに応えようとすると、ケアマネージャーの負担が増え、業務の効率が悪化します。
しかし、適切な介護保険外サービスを提案することで、利用者・家族・事業者すべてにとってメリットがあるのです。
利用者の「困った」に柔軟に対応できる
事業者の収益向上にもつながる
ケアマネの皆さん、無理をせず、介護保険外サービスをご活用ください!
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